バロック屋 「バロックシンドローム」の主人公金沢キツネの職業。 若者を中心に広まったバロック症候群(シンドローム)に便乗するように現れた新しい商売。歪んだ妄想を抱えた人間相手に、彼らの望む妄想を作り出す…。 バロック屋は非合法の商売であり、警察による摘発も行われている。しかしキツネは「もはやバロック屋はなくてはならない商売」という。 実際、週に何人もの少年少女がキツネの元を訪れてくるのである。 |
タランテラのメロディ バロック屋であるキツネに、「僕のバロックを返して欲しい」と依頼してきたバロックの少年、宮坂フミが持っていたディスク。 キツネの物語に不満を抱いたフミは、「これを聞けば違った世界が見える」と言ってディスクをキツネに渡す。「バロックシンドローム」の物語はここから始まる…。 |
ゼロ地区 安全レベル0の地域であることからその名がついた地区。 非常に危険ということで通常地区から隔離されている。最近では被害者すべてが無残に肉塊と化した「グログロ殺人事件」が起きている。なお渡辺ルビは、同事件における唯一の生存者である。 キツネとルビは、様々な謎を解くためにこのゼロ地区に足を踏み入れることになる。そこで彼らが見たものは…。 |
異形 その異様な姿形から名前がつけられたモノ。 ゼロ地区に存在すると言われているが、その存在は国家によって隠されている。 極めて狂暴であり、「グログロ殺人事件」は異形の仕業と見られている。 「グログロ殺人事件」の生き残りであるルビの背中には、異形のものと思われる傷痕がある。 鈴木スズメは、異形の画像データを入手し、キツネに見せようとする。しかし彼はデータ解析中に突然倒れ、病院に運ばれてしまう。 |